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#3-18
崇裕「真実?黒幕でもおったんか?」
深呼吸を2、3回。
また口を開く弟。
福本「黒幕は僕の父、福本慎也やったんです。」
崇裕「頭取やんな?」
福本「姉は地面師を使って富を得ようとした一方、父は神戸第一銀行を外資に売却させるつもりで動いていたのです。」
崇裕「それは、えらいこっちゃ。」
半○直樹の世界すぎる。
福本「常務が既に、父が外部に情報を流していると疑い始めてました。そして、その証拠品がジョンブリアンに眠っていることを突き止めました。」
え?
え???
えええええええええええええ!?
そんなヤバいもの、オフィスにあったっけ???
福本「しかし、捜索していた所を姉に見つかってしまい、命の危険を感じて、ここに逃げて来たわけです。」
金融業界、恐ろしすぎ。
崇裕「結局、見つけられずか。」
福本「いえ、見つかりました。と、いうか既に見つけられていて、別の場所に移動してたんです。」
なんて?
福本「後で知ったんです。ショールームの小島さんという方が、小島常務の息子さんやって。」
『はぁ!?』
こ、こ、こじけん!?
あの、頭おかしいこじけん!?
神山「えーーー!?」
そりゃ、びっくりするよね。
福本「僕が話す気になったのは、重岡さんに説得されたからもありますが、ちょうど今、神戸第一銀行でも小島常務筆頭に今回の不正について、役員会議が行われています。とにかく、今僕が出来ることとして、神戸第一銀行そして、ジョンブリアンに寄生する福本家を排除することです。」
崇裕「でも、そこまでして神戸第一銀行を売りたい理由ってなんやろな?」
え。何?
タカ兄の口調、きもちわる。
棒読みすぎる裏回し。
まさか、福本慎也頭取の思惑まで、もう突き止めてるの?
崇裕「続きはCMのあと!」
『編集点つくるな!!』
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作者名:るびぃ | 作成日時:2024年2月13日 17時