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#3-2 ページ2

#3-2

電話が切れ、村上さんがオフィスに迎えに来たのは、
それからすぐだった。





村上「早よ乗れ!!」
『え。でも、仕事が。』
村上「ええから乗れって!!」





そんなこんなで拉致られ高速に乗り、どんどん兵庫県を離れていく。





『あ、あの・・・』
村上「ちょっと、ヤスに電話してもろてええ?」
『え?あ、はい。パス何ですか?』





運転で手が離せない村上さんの代わりに、電話をかける。
ロック画面は1982126で解除できた。
生年月日はアカンよ。





『もしもし?』
安田「Aちゃん?」
『そうです。』
安田「もう着く?」
『エイトにですか?』
安田「なんで?」





状況が掴めなくて、スピーカーにする。





村上「ヤス?俺や。電話した時、言うてへんのか?」
安田「出んかったの。まっさんもテンパってて。」
村上「はぁ。ところで病院はどこなった?」
安田「西九条。」
村上「分かった。」
『あの、病院ってなんですか?』
村上「俺から言ってええか?」
安田「お願い。」
村上「ヨコが倒れた。」







ガタン







落ちたスマホは、サイドブレーキに落ちた。

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作者名:るびぃ | 作成日時:2024年2月13日 17時

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