逆引き寄せの法則3～自信がついたらみんなバラバラになってさらにつらい件～ (ページ1)

今日:61 hit、昨日:54 hit、合計:11,010 hit

#3-1 ページ1

#3-1

ここは神戸。
24時間のリミットの中で、ジョンブリアンの社長こと
中間淳太は、神戸第一銀行の頭取の娘である福本広海との政略結婚を条件を飲んだ。
すると、あれよあれよと話は進み、結婚式の日取りも決まってしまった。

『辞めさしてくれへんのかい。』

デスクには、真っ二つに破かれた退職願とそれは豪華な封筒が置かれており、
中身は2人の挙式の招待状だった。

“必ず来いよ。私たちの幸せな姿をとくと見るがいい。”

いや、言い方が悪役なのよ。
まぁ、立派な教会をおさえたこと。
神戸に限らず、関西中から財界のお偉いさん方が来るんやろうな。
そう考えたら、一家離散の私よりかは釣り合うか。
なんか、未練タラタラみたいなこと言ってんな。
社長のことはちょっと好きだったけど、
恋とか愛とは違って、尊敬なんだよな。

ﾁｶｯ

ﾁｶｯ

『電話？・・・・は？』

設定してるライトの眩しさにムカついて、
数時間ぶりに自分のスマホのロックを解除してみると、
不在着信が10件にまで溜まってた。
誰よ。こんな鬼電して来るの。

『なにこれ・・・安田さん？まっさん？え？何事？？』

わけも分からずかけ直してみる。

『もしもし？』
正門「Aさん！！今、会社？」
『そうですけど？』
正門「もうすぐ、村上くんが着くから！！」

そう、切れた電話。

『んで、要件は？』