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#7-15 ページ16

第15話 いっそ心まで

重岡side

中間「もうええわ!!」
桐山・中間「「どうもありがとうございました!」」



笑いと拍手で湧く会場内。
二人の漫才は大成功に終わった。
最後は、毎年恒例となった智洋と安田先生との歌。
ところが……



藤原「急患です!外科の方は応援願います!」



物々しい雰囲気にざわつき始めた。



大西「皆さん落ち着いて。お楽しみ会を続けましょう。」



そう促されて智洋と安田先生はステージに向かう、
すると、黒い人影がスっと目の前に現れた。



安田「あれ?どちら様?」
「考えてたら、本人よりも息子が最適だってわかったんだ。どけ。」



バン!!!



突き飛ばされて、倒れる安田先生。



智洋「先生!お前、誰やねん!!」
「ハーデス。黄泉の世界の支配者だ。」



なんやて!?こいつがハーデス!?



重岡「智洋!!!うわっっっ!!!」



ボオオオオ!!!!



ヤツの魔法で辺り一面が炎で包まれた。
魔法で掻き分けようにも熱風に押し戻されて近寄れない。



大西「みんなはこっちに逃げて!!」



思いもしない事態に、子供たちの悲鳴が上がる。



中間「どうしてお前がここに!?」
フウマ「最初はお前を殺そうと思ったんだ。けど、それじゃつまんないじゃん?いっそ、心まで死んでもらわないと。」



するとハーデスの手から、二叉に分かれた槍が現れた。



フウマ「さぁ、じっくりご覧よ。息子の死に様をな。」


やめろ!
やめてくれ!!
智洋!!!!!





グサッ!!!!





重岡「嘘………嘘やろ?」
智洋「………………………え?」
フウマ「お前、いったいどこから………!?」



二叉の槍の行方は………

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作者名:るびぃ | 作成日時:2022年9月22日 22時

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