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第15話 いっそ心まで
重岡side
中間「もうええわ!!」
桐山・中間「「どうもありがとうございました!」」
笑いと拍手で湧く会場内。
二人の漫才は大成功に終わった。
最後は、毎年恒例となった智洋と安田先生との歌。
ところが……
藤原「急患です!外科の方は応援願います!」
物々しい雰囲気にざわつき始めた。
大西「皆さん落ち着いて。お楽しみ会を続けましょう。」
そう促されて智洋と安田先生はステージに向かう、
すると、黒い人影がスっと目の前に現れた。
安田「あれ?どちら様?」
「考えてたら、本人よりも息子が最適だってわかったんだ。どけ。」
バン!!!
突き飛ばされて、倒れる安田先生。
智洋「先生!お前、誰やねん!!」
「ハーデス。黄泉の世界の支配者だ。」
なんやて!?こいつがハーデス!?
重岡「智洋!!!うわっっっ!!!」
ボオオオオ!!!!
ヤツの魔法で辺り一面が炎で包まれた。
魔法で掻き分けようにも熱風に押し戻されて近寄れない。
大西「みんなはこっちに逃げて!!」
思いもしない事態に、子供たちの悲鳴が上がる。
中間「どうしてお前がここに!?」
フウマ「最初はお前を殺そうと思ったんだ。けど、それじゃつまんないじゃん?いっそ、心まで死んでもらわないと。」
するとハーデスの手から、二叉に分かれた槍が現れた。
フウマ「さぁ、じっくりご覧よ。息子の死に様をな。」
やめろ!
やめてくれ!!
智洋!!!!!
グサッ!!!!
重岡「嘘………嘘やろ?」
智洋「………………………え?」
フウマ「お前、いったいどこから………!?」
二叉の槍の行方は………
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作者名:るびぃ | 作成日時:2022年9月22日 22時