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#4-7 ページ8

第7話 ピーターパン

中間side

rrrrr…

ん?こんな時間にしげから?



中間「もしもし?どないした?」
重岡「淳太!智洋、家におる?」
中間「おぉ。晶哉とゲームしとるよ。」
重岡「あの智洋、智洋ちゃう!!!」
中間「ん?なんて?」
重岡「中身がピーターパンと入れ替わっとった。」



は?


智洋が智洋やない?



中間「いや、まさか……」
重岡「パンドラの箱から出したピーターパンが牛乳飲めへんかった。」





智洋が大嫌いな牛乳を……
ピーターパンが………?






中間「あっ……」
重岡「淳太、どうした?」
中間「………逃げた。」
重岡「何が?」
中間「智洋と晶哉が部屋におらん!」
重岡「おまっっっ!!!一大事やんけ!!!」






子供部屋がもぬけの殻となっとった。



西畑side

ハァハァ

ハァハァ



佐野「苦しい!」





俺らは息を切らしても尚、町中を走り回っとった。
今夜のうちに巻物を取り戻さな。
大倉くんに呪いを掛けさせてたまるか。





小瀧「か、神山くん!?佐野くんもどないしたん?こんな遅くに。」
佐野「小瀧先生…」





どないしたん?って、こっちのセリフや白雪姫。





佐野「いや……その……」
智洋(西畑)「アイス!食べたくなってん!」
小瀧「そう。淳太が心配する前に帰ろうな?」
佐野「はい。」



咄嗟についた嘘にまんまと騙される白雪姫。
ちょろ。





「いた!」
「もう、騙されへんぞ。ピーターパン!」




振り返ると…



智洋(西畑)「嘘やん。」



重岡と……





西畑(智洋)「返して!俺の身体!!!」





パンドラの箱に閉じ込めたはずの、本物の智洋がおった。





智洋(西畑)「ちぇっ。すぐに始末しとけば良かった。」






もうどうにでもなれ。
俺は横におった晶哉に手を伸ばす。





ボォォォォ!!!




智洋(西畑)「あつっっ!!」





けど、突然の火炎放射に阻止された。






中間「晶哉に触るな。俺には、晶哉をアキトの元へ還す使命があんねん。」
藤井「ピーターパン、もう逃がさへんぞ。」





いつの間にか、ヤツらに囲まれとった。





横山「全部、親父から聞いた。よくも智洋の身体を乗っ取りやがって。」
濱田「父さん、まずはその身体を智洋に返して貰おうか?」
村上「晶哉くん!危ないからこっちおいで!」




目の前に現れたタカヒロの魔法によって、俺の身体は紫色の煙に包まれていく。




西畑「やめろ!やめるんだ、タカヒロ!!!」

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作者名:るびぃ | 作成日時:2021年11月22日 4時

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