ワンス・アポン・ア・タイム～おとぎの森は西の町～シーズン4 (ページ50)

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番外編⑤ ページ50

#5 白雪姫を呪ってやる

中間side

中間「美しいお嬢さんに、美しいプレゼントだよ。」

老婆になりすまして、ノゾムに毒リンゴを渡したら、
呆気なくリンゴを食って死んだ。
でも、アイツはこれで終わらなかった。

中間「はぁ！？リュウセイがノゾムを目覚めさせたやと！？」
濱田「…ざぁ〜んねん。」

解毒には、真実の愛のキスが必要やった。
でも、前々からリュウセイ王子を毛嫌いしとったノゾムとの間に愛が生まれるはずが無いと思ったのに……

中間「どうして！？どうして、私ばっかり悪者やねん。」

ノゾムを殺そうとした行為は、国中に知れ渡り、
民衆から私を狙ったクーデター未遂が起こった。
でも、それを阻止したのは他でもないノゾムで、
私は国の恥と腫れ物扱いされるようになった。

“白雪姫、リュウセイ王子、万歳！！”

そして翌年、ついにノゾムとリュウセイ王子は結婚した。
更に、ノゾムは身篭っていた。
民衆の祝賀ムードに反して、自室で幽閉されたままの私。
二人から、挙式に出てほしいと言われはしたものの、
ノゾムの幸せそうな顔を見る度、反吐が出て正気ではいられなかった。

中間「あぁ、もう我慢の限界や。何でノゾムばっかり幸せになんねん！？」
濱田「…とっておきの魔法、教えてやろか？」

そして私は、呪いに手を染めた。