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第5話 「 焦り 」 ページ6







訪れる沈黙

……エッエ、気まづ!!

否、一緒にいられるだけで心臓もげそうだししかも隣に座ってるし近いし顔いいしカッコイイし

ポーカーフェイスで落ち着いたように手元ではゲームを続けるが、心はアタフタしすぎて爆発してしまいそうな気分だ

手元震えるぅ……頑張れ私焦るな……



『 …うぇ…4枚… 』


するとゲームないでフルパーティーの4人を全員一気に倒した
流石の私でも上手く行き過ぎてつい声が漏れる



「 …上手… 」



『 えっ?! 』




小さく呟く彼の独り言に背筋を震わす

みみみ見られた?!?!

こんなゲームしてる女の子引かれないかな、否引かれるに決まってる
嗚呼どうしよう最悪だ終わった私の恋



「 アンタ、このゲームしてるんだ。上手いし 」



ポケットからスマホを取り出すと、私のやっているアプリのアイコンを見せつけられる




『 え、あ、う、うん、少しだけ… 』



「 ランク帯どれくらい? 」



『 えっと…今は上から2番目のランク帯にいるよ 』



「 ヤバ、俺の事キャリーしてよ、これ俺のID 」



良い手際で私にIDを見せてくる

普通に喋ってたけど内心死ぬほど焦ってたからね?!
だって同じゲームしてるってだけじゃなくて急にゲーム誘ってくるし

もう……もう……



『 ……うん 』





好き!!!!!!!!!!







第6話 「 ナイス 」→←第4話 「 凪 誠士郎という生き物 」



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作者名:れーな。 x他1人 | 作成日時:2022年12月28日 12時

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