I’ll say anything ページ7
『なにこれ、こんな海藻どうやって食べるの?』
勝手に私の買物袋をのぞいて
オーバーリアクションをとる
ね?
ぼく面白いでしょ?って言いたげな瞳で見つめられる
上手くリアクションをとれない私を見て
彼は
わざとらしく
ため息をついた
口角は上がってて
全く嫌な気持ちにはならなかった
『きみ、出身はアジア?それとも…?』
…この人も私のこと嫌いになるのかな
今日女の子達に突き飛ばされたことを思い出す
耐えきれなくて
目をそらした
「…アジア。日本…」
思わず下を向いた
態度が変わったらどうやり過ごせばいい?
なんて言われるのかな
どんな顔してるの?
怖くて
消えたい
『めちゃくちゃクール』
え?
なんて言ったの?
『僕、アジアって行ったことないんだ。
日本って島国なんだろ?
めちゃくちゃ遠いんだろ?』
明るい笑顔で私を見つめて
また早口になる
「私のこと、バカにしないの?
私と話してて嫌じゃないの?」
そう言うと
彼は
一瞬キョトンとして
大きく笑ってくれた
『嫌なわけないだろ。面白いこと言うね』
反応できない
『君の黒髪、本当に素敵だよ』
『なまえ、何ていうの?』
それが全ての始まりだった
You look good ~Rui~→←Though my soul
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匿名さん - ルイのスペルってLouisでは?でもこの小説すごく面白いですね (2018年6月17日 10時) (レス) id: d154504e25 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - 凄くキュンキュンします!ルイ大好きです。続きを楽しみにしています! (2018年3月27日 15時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Maco | 作成日時:2017年11月27日 0時