純愛【場地圭介】

じゅうきゅう ページ21

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場地圭介side




｢好きだ｣




気付いた時には口に出してた


ムードもクソもなかったなんて後悔した時にはもう遅かった


嫌われた、そう思ったら段々と涙を目に溜めるA




｢え！なんで泣くんだよ！｣


『うぅっ、うれじぐでっ...』


｢なんだそりゃ...笑｣


『わっ、たしもっ、す、、き』




しゃくりを上げながら泣くAに心が緩んだ


真っ赤な頬に伝う涙を丁寧に拭き取ってやる


そのまま頬を両手で挟み、しっかりAの目を見る




｢ずっと、隣にいて欲しい｣


『うんっ...わたし、もっ』


｢俺と付き合ってくれませんか？｣


『...お願い、します』




さっきからバクバクうるせぇ心臓の音を止められねぇ




万｢場地〜なにしてんのー？｣


｢は！マイキー！最悪だ...｣


堅｢Aちゃ...ん！？なんで泣いてんだよ！場地に泣かされたか？俺がノシてやる。｣


『ち、違うんです！』


｢邪魔すんなよぉぉぉぉ！！！｣




マイキー達にはそのまま公園待ってもらってAを送り届けた









『ありがとう、』


｢おう...｣


『じゃあ、また明日...』


｢おう、また明日...｣




角を曲がるともう気持ちを抑えられずに叫んだ




｢っっっしゃあぁぁあああああああああ！｣


万｢場地うるせぇ｣


｢は！なんでいんだよ｣


堅｢遅いから迎えに来た｣


万｢なぁ、付き合ったのか？(ニヤニヤ)｣


堅｢そうなのか？(ニヤニヤ)｣


｢お前らほんとコロすぞ！！｣


万｢お前って言わないんじゃないのォ〜？？｣


｢Aの前だけな？Aが居ない時は別だ。｣


堅｢ははっ、お前も変わったな｣


｢るせぇよ...｣


万｢じゃあ今日はAんちでパーティでもするか！｣


｢マイキー、てめぇほんとにふざけんなよ？｣




やべ、俺今すっげぇ幸せだ




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