STAGE17 ページ18
ー 夜 ー
＜目標地点まで残り1000＞
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＜目標地点まで残り500＞
太「…！！！！！
止まれっ！！！」
ー ｻﾞｻﾞｻﾞｯ ー
三「迅……！！」
太「なるほど、そう来るか。」
迅「太刀川さん久しぶり。
みんなお揃いでどちらまで？」
当「うおっ！迅さんじゃん。なんで？」
迅「よう当真。冬島さんはどうした？」
当「うちの隊長は船酔いでダウンしてるよ」
風「余計な事を喋るな当真。」
太「こんな所で待ち構えてたってことは、俺たちの目的は分かってるってわけだな？」
迅「うちの隊員にちょっかいだしに来たんだろ？
最近、玉狛の後輩達はかなりいい感じだから邪魔しないで欲しいんけど。」
太「そりゃ無理だ…………
と、いったら？」
迅「その場合は仕方がない。
実力派エリートとして、かわいい後輩を守んなきゃいけないな。」
三「…………」
太「なんだ、迅。いつになくやる気だな」
当「おいおいどーなってんだ？
迅さんと戦う流れ？」
風「「模擬戦を除くﾎﾞｰﾀﾞｰ隊員同士の戦闘を固く禁ずる」隊務規定違反で厳罰を受ける覚悟はあるんだろうな？ 迅。」
迅「それを言うならうちの後輩だって、立派なﾎﾞｰﾀﾞｰ隊員だよ。
あんたらがやろうとしてる事もﾙｰﾙ違反だろ。
風間さん。」
風「……！！」
貴『…それはどうかな〜…迅。
それを言っても戦う未来は変わらないんじゃない？』
全-貴「！！！！？？？」
迅「ちょっとー…もう来たの？」
貴『だって眺めてるの暇なんだもん(笑)
それに、ﾎﾞｰﾀﾞｰの正式入隊日が迎えられてない今、本部では認めてもらえてないって事だから彼らにとってはなんの問題もないよ。』
太「その通り…。
A随分久しぶりじゃねぇか。」
貴「太刀川さんも。個人ランク1位だからってさぼってないでしょーね♪」
三「Aさん……」
当「うおお！！次はAちゃんじゃねぇーの！
なになに？Aちゃんもこっちについてくれるの？？」
風「……いや、」
貴『残念ながら、今日は"こっち"側なんだよね〜♪』
Aがそう言うと、迅や太刀川、風間を除く隊員は一瞬にして身体を強ばらせた。
風「邪魔をするな。迅、A。
おまえたちと争っても仕方がない。
俺達は任務を遂行する。」
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作者名：夢兎 | 作成日時：2017年10月5日 23時
