STAGE66 ページ28
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エ「誰も遊んでくれねーかと思って心配したぜ」
諏「こいつ全然効いてねーぞ!!
これマジでどっかに急所あんのかよ!!」
【風「ある。
トリオン体である以上、伝達脳と供給機関は必ずある。
常に体内を移動させて的を絞らせないようにしているだけだ。
そのまま距離を保ちつつ下がれ。
訓練室はすぐだ。」】
ードガッー
○○ドラと距離をとっていた諏訪だが、死角からの斬撃で右腕を失った。
エ「お前らはなんの芸もねぇタダの雑魚だなぁっ!!!!」
【堤『仮想戦闘モードON!!』】
訓練室の仮想戦闘モードが起動すると、諏訪の腕は元に戻り、再び激しい戦闘が始まった。
笹「[でも、これじゃあアイツを倒せませんよ…]」
諏「[いいんだよ。聞いただろ?俺たちは足止めだ。Aちゃんがすぐ来る。]」
ーゴポゴポゴポー
何度も攻撃をする○○ドラだが、当たってもなかったことのようになり、それを自身の身体でも感じていた。
エ「(だんだんわかってきたぞ。このクソ部屋の仕組み。
俺もこいつらもトリオン攻撃のダメージがゼロにされるって感じか…
まともに戦うだけムダだぜ…
なのにピョンピョン跳ねまわりやがって何がしてーんだこいつら。)」
ードパッー
エ「!」
ーガキンッー
諏「お、今のは手応えありか…?
はっはーっ!!!弱点見つけたぜっ」ニヤッ
エ「あーあー……なるほど。そーゆうことか。」
○○ドラはそう呟くと気体化しながら、ダミーを量産した。
エ「くっくっ……猿共が知恵を絞ってんのをみるのは楽しいなぁ…
死ぬまでそのレベルでキーキーいってろ。」
ーガキンッー
【み「敵のトリオン反応が…訓練室に充満していきます!」】
【風「これでハッキリしたな。奴の黒トリガーは液体だけでなく気体にもなれる。」】
その時、仮想戦闘モードが終了し扉が開いた。
諏「ちっ…くしょー…」
このままやられてしまうと察知した諏訪の元に、風間の声が響いた。
【風「大丈夫だ…。
Aが到着している。」】
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作者名:夢兎 | 作成日時:2017年10月10日 23時