神の花嫁【Fate】 (ページ3)

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ハルsaid

リベリオ｢すいません、ハルさん…油断していました。｣
ハル｢気にしないでください。例の生徒さんは大丈夫そうですか？｣
リベリオ｢はい、もうすぐ会えると思うので、指定の場所に急ぎましょうか。｣
と、再び歩き出そうとすると、シグルドが提案する。

シグ｢マスター、空を使ったらどうだ。その方が早い。ほかのマスターとも遭遇しにくいだろう。｣
リベリオ｢あぁ、それもそうですね。僕なら魔力を消費せずに飛べるし｣
ハル｢リベリオさん、空飛べるんですか？｣

私はハスターの加護と妖精の力があるから簡単に飛べるけれど、近代の普通の魔術師には難しいはず…
それも、魔力を消費せず…？

リベリオ｢えぇ、特に不快に思わなければお連れします。ただ…｣
リベリオさんが言い淀む。

リベリオ｢……それには、僕の身の上を知って頂かないと貴女の信用を得られなくなる可能性があります。知った上でも、信用に値するか…｣
ハル｢どういう…｣

私が追求しようとすると、キャスターが間に入る。

ギル｢そのようなことを聞かされて、おいそれとマスターの身を預けると思うか？｣
リベリオ｢……貴方たちのマスターを傷付けるつもりは微塵もありません。｣
ギル｢それが嘘でも誠でも、今の発言を聞いて納得するわけがなかろう。今貴様らを組んでいる同盟とやらもここで解消しておくのも吝かではないぞ。｣
ハル｢キャスター、それは｣
ギル｢この際だからハッキリ言っておこう。マスター、貴様は甘すぎる。疑念が1つ出来ればそれは10にも100にもなり、やがて嘘でも真実になる。この男は信用に値しないと、自ら発言したのだ。手を切るべきだ。｣