【FGO】空の女神の宇宙歩き【アンデルセン】 (ページ37)

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第35話ページ37

アンデルセンside

『そういう訳で、できるだけ楽に消してあげる。』
アン｢殺さない、という選択肢はお前の中にないのか
｣

さっきの顔は何処に行ったのか、満面の笑みで俺に槍の矛先を向けるアイテル。

まぁ別に、結局消えることは回避できないんだが

『……いいのよ、殺さなくたって。
私はあの子の味方だけど、あの子達の味方じゃないわけじゃない。』

……あの子達………ヒトか？それともマスターか？

どちらにせよ…

アン｢ならそれでいいだろう、お前に殺される筋合いはないみたいだからな｣
『筋なら合うじゃない』
アン｢……ほう？｣

『あ、それは教えてあげないわ。

私の理を見つけた貴方だもの、私の考えていることなんて、本を書くよりも簡単ではなくて？』

アン｢………生意気な女だ

……………だが、まぁ、いいだろう、座に戻ってゆっくり考えさせてもらおうか｣

と、立花たちの方を見遣る。

『そう、じゃあ、次会う時には答えを聞かせてね？

＿＿＿＿＿私の愛しい人』

俺はそこで一瞬にして座に還された。

なんだ、結局殺すのはお前じゃないか！

と、届きもしない声を荒らげてみた。

あいつの口が触れた、自分の口に手を当てて。