【FGO】空の女神の宇宙歩き【アンデルセン】 (ページ11)

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第9話ページ11

アイテルside

『あの子達が拾ってきたのはまたもや作家…

それもアンデルセンとは対になる存在と来たようね』

「うぉぉぉ！」と唸りながら紙に何かを書きためるキャスター、シェイクスピア。

一方、私は本をフランに読み聞かせている。

…アンデルセンは調べ物、と言ったところかしらね

アン「確かに対だ。コイツ、ここに来てからずっとこの事件について書いているぞ。見ているだけで胃が痛くなりそうだ」

眉間に皺を寄せて本当に嫌そうな顔…

『貴方どれだけ仕事したくないのよ』

アン「仕事したくないなんて当たり前だろう！
女神であるお前には締切というものの恐怖はわからないだろう！？あー、代われるものなら代わりたい……そう願う生前だった。」

私の仕事だって楽ではないのだけれど……

誰かと代わる……ね、

『締切とかのことはよく分からない…けどね

1日でいいから誰かほかの神とかわってみたい…なんて何度でも思ったし、祈ったわ。』
アン「…なんだ、女神が何に祈る。
祈るのは我々人間の特権だ。
神が何かに縋っては困りものだ。
祈ることしか出来ない、俺たちの特権が消え失せるんだからな」
『それは失礼、でもね、本当に、何かに縋りたい程にやりたいことがあったのよ』
アン「…」
『聞き耳を立てているようだけど、話さないわよ』
アン「ケチめ」
『なんとでも言いなさい』