弐話 ページ3
法香side
『はぁ…疲れた……』
鳥居を通ると、何も無いはずだったのに、建物の中に私達は
この建物こそ桜門。悪霊祓いの店。
法条「お疲れ様です姉さん。お茶を用意しましょうか?」
『大丈夫。法条も疲れてるんだから』
法条「いえそんな…」
私と法条でお互いを労っていると、店の奥から複数の人影が出てきた。
エンリ「2人ともおかえりなさい!」
ライ「…無事そうだな。」
ミクズ「怪我もなし、呪いもなし、流石でございます法香様、法条様。」
3人の人の形をした妖怪が、2人の人間の帰りを歓迎してくれた。
3人は頼れる桜門の妖怪の奉公人。
『エンリ、ライ、ミクズ、出迎えありがとう。留守の間何かあった?』
ミクズ「いえ、特には。……ただ」
法条「ただ?」
エンリ「最近同じ町でのお仕事が多いな〜って、ミクズがね?」
ミクズの不安を、エンリは代弁する。
『…その事については私達も気になっていたの。…それに、ここには…』
法条「……やはり、狙いは隠世でしょうか…」
『そう考えるのが妥当でしょう…』
晴齋…………大丈夫かしら……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エンリ
えんらんえらという煙の妖怪。女性の姿をしている。
髪は肩甲骨ぐらいまでの長さ。
身長は煙のため測定不能。
桜門、妖怪の奉公人の第3号。
白い。
ライ
雷獣という妖怪。男性の姿をしている。
黒に黄色いメッシュがある長髪。1本に縛っている。目の色は黄色。
184の長身。
人間は好きになれないけど法香と法条のことは好き。特に法香のことが好き。
桜門、妖怪奉公人の第4号。
ミクズ
九尾の狐の妖怪。女性の姿をしている。
赤く長い髪に狐の耳、9本の尾が特徴。目の色は紫。
身長は普段は170。調節可能。
高度な変化能力の持ち主。狐火を自由自在に操ることが可能。
桜門、妖怪奉公人の第2号。
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作者名:あんず | 作成日時:2019年12月8日 19時