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拾漆話 ページ18

安倍side

こいつ、過労死しそう。
司法もちょっとは休ませてやればいいのに、割とブラックなんだよな。
三公がやらかしたら桜門か司法の管轄だし。

『さて、と…外にいる人達読んでくるから…』

法香は立ち上がってにじり口の方に1歩足を進めた。

安倍「法香、ひとつ聞いてもいいか」
『なに?』
安倍「お前、俺か芦屋が妖怪を殺したら俺達を殺すのか」
『………』
安倍「処罰を下すのはお前か法条だろ。」
『…殺しには対等の、死の処罰が最もなんでしょうね…人間も、妖怪も平等に……

……でも、怖いわね、それ。』

いじり口の1歩手前でこちらに振り向き、苦しそうに、堪えるように笑顔を浮かべた。

安倍「………そうだな。」

俺も芦屋も人間だ。

だが、物怪庵の主と奉公人だ。

法香もまた然りなんだろう

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作者名:あんず | 作成日時:2019年12月8日 19時

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