拾壱話 ページ12
法香side
『あ、そろそろ法条も帰ってくる頃ね。物怪庵、桜門に繋げてもらえる?』
庵「祓い屋【桜門】の鳥居に開きます」
芦屋「……鳥居?」
そう、鳥居。形は鳥居を模していたとしても扉と役割は変わらない。
桜門と物怪庵が繋がると、鳥居の向こうに私の弟と、奉公人が見えた。
エンリ「あっ、イツキ〜〜!庵〜〜!久しぶりね〜!」
安倍「相変わらずの騒がしさだな…」
ライ「すまない、イツキ。」
ミクズ「…立法は来ていませんね」
安倍「問題ない。」
芦屋「なんかめっちゃ来ましたね。」
『ふふ、物怪庵ごめんなさいね、みんなでお邪魔してしまって』
庵「大丈夫よ!」
ふふ、なんだか賑やかで楽しい……
あら?そう言えば、法条は………
法条「_______________」
?!
なんだか、放心状態…?
芦屋「……あれ?えっと、君は入らないの?」
固まって動かない法条に、芦屋くんが話しかけてくれた
法条「………………数時間ぶりの姉さんの笑顔っっっっっ!!!!」
芦屋「え?!え?!!どうしたの?!死ぬ?!死なないで?!」
法条が叫んで、すごい勢いで床になだれ込むと、芦屋くんはものすごく焦っていた。
安倍「コイツのシスコンも変わらねぇな」
ミクズ「そろそろコウラ殿に見てもらうべきでしょうか」
安倍「悪化するだろ」
ミクズ「それは困りますね。やめておきましょう。」
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作者名:あんず | 作成日時:2019年12月8日 19時