青春学園の甘えん坊 (ページ44)

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お話し（44）ページ44

えっと、頼まれていた物は。全部、買えましたね。お昼まで、まだ時間ありますね。
遠野「ところで、なんでお前に頼んだ？」
私が、マネージャーだからですよ。でも、私一人で買い物できるのにな。
遠野「いや、お前。1人じゃあ、危ないぜ。」
え、なんで？
遠野「戻ったら、聞いてみろ。」
うん？

あ、アイス売ってる。
遠野「食いたいのか。」
食べたいです(上目遣い)駄目ですか？
遠野「まあ、いいんじゃあねえか。」
本当、ありがとうございます。おじちゃん、抹茶アイス頂戴。
男「はいよ、抹茶ね。隣の彼氏は、何にするんだい」
遠野「俺は、お前と一緒でいい。」
おじちゃん、抹茶２つ。
男「少し、待っててね。」
はい。
男「君達、高校生かい？」
私は、中学生です。
男「高校生に見えたよ。彼氏もこんな可愛い子を彼女にできて幸せもんだね。はい、アイスお待ちどうさま。」

ありがとうございます。遠野さん、抹茶アイスです。
遠野「お前、なんで否定しなかった。」
毎回、言われてるので。よく、間違われます。でも、兄弟に間違えられなかったので嬉しいです。
遠野「嬉しいのかよ。」
ふふ、アイス美味しい。
遠野「吹雪。」
なんでしょう。
遠野「帰ったら、俺がテニスの相手してやる。」
ありがとうございます。
遠野「楽しみにしとけよ。」
はい。

(八百屋の前を通る)
女「そこの、お嬢ちゃん。」
私ですか？
女「お嬢ちゃん、野菜持っていきなさい。」
え、いいんですか？こんなに大量。
女「おばあちゃんね、用事があって店を閉める所だったのよ。野菜を捨てるのも、勿体ないから。お嬢ちゃんに、あげるわ。」
ありがとうございます、おばあちゃん。
女「天ぷらにしても美味しいけど、炊いたりしたらもっと美味しいよ。」
今日の夜、天ぷらと煮物かな。おばあちゃん、ありがとうね。
女「いいのよ。」
えへへ、野菜貰っちゃった。
遠野「貸せ、持ってやる。」