青春学園の甘えん坊

お話し（42） ページ42

(次の日の朝)
遠山「姉ちゃん、まだ寝てるん？」
越前「ぐっすりだね。」
赤也「熱、下がったんか？」
遠山「姉ちゃんと、早くテニスしたい。」
越前「あんまり大声出すと、怒られるスよ。」
赤也「部屋の中に、入ろうぜ。」
遠山「ワイが1番や。」
越前「だから、大声出すと……。」
真田「貴様ら、何をしておるか！」
















赤也「真田副部長。」
真田「吹雪の部屋の前で、何をしている。」
赤也「様子が気になって。」
遠山「姉ちゃんが、心配なんやー。」
幸村「吹雪が、心配なのは分かるけど。寝てる時は、静かにしておいてあげて。」
遠山「だって、姉ちゃん。」
(扉が開く)
ふふ、心配してくれてありがとう。
遠山「姉ちゃん(ギュー)」
真田「吹雪、熱は大丈夫なのか？」
うん、大丈夫。熱、下がったよ。















遠山「姉ちゃん、ワイとテニスや。」
金ちゃんは、元気だね。それと、弦一郎君。
真田「なんだ。」
あまり、大声で怒るのは駄目だよ(耳元でささやく)
真田「次からは、気をつける。」
越前「吹雪先輩。」
どうしたの？
越前「大石先輩から、薬だけは飲んどいてだってさ。」
また、あの粉飲まないといけないの。
柳「薬は、すでに用意してある。」
蓮二君、いつの間に。
柳「薬を飲むとしよう。」
嫌、飲みたくない。


















あ、弦一郎君(ギュー)
真田「な、なんだ。」
薬、飲みたくない。飲まないと駄目？(上目遣い)
真田「そんな顔で、見るな。」
だって、粉嫌いだもん。ねぇ、弦一郎君。
幸村「頑張れ、真田。」
柳「ふむ、俺より弦一郎にするとは。」
手塚「何をしている。」
あ、国光君。薬、飲まないと駄目？
手塚「ああ、飲むんだ。」
柳「こうなれば、弦一郎。吹雪を捕まえといてくれ。」
真田「分かった。」














柳「抵抗できなくなれば、薬飲むだろ。」
薬飲んだら、嫌いになります。
柳「俺は、好きだが。」
(そう言って、薬を飲ます)
苦い………。
真田「機嫌をなおしてもらえないか？」
頭撫でてくれたら、許す。
柳「本当、愛らしいな。」

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