青春学園の甘えん坊

お話し（34） ページ35

ただいま、帰りました。
不二「お帰り、吹雪。」
ただいま。
壇「僕、荷物置いてくるですね。」
いいの？ありがとう。
幸村「吹雪。日曜日のことなんだけど。」
なんですか？
幸村「不二とも、話し合ったんだけど。遊園地なんてどうかな？」
遊園地。行きたい。
不二「決まりだね。」
楽しみだな。












菊丸「吹雪〜。」
うん？
菊丸「肝試し、しない。」
肝試し？
菊丸「うん。」
怖いけど、やりたい。
菊丸「脅かし役も、いるよ。」
いるんだ。
大石「跡部と手塚には、許可をとってある。」
跡部「やるからには、俺様を楽しませろよな。」
肝試して、ペア決める？
不二「そうだね。」
乾「俺が、作ろう。」
よろしくね。














(5分後)
乾「できた。」
幸村「順番にくじを引こうか。」
うん。
千石「1番か。」
宍戸「俺も、1番。」
なら、2人ともペアだね。
千石「アンラッキー。」
乾「吹雪、順番だ。」
うん。
(くじを引く)
えっと、私は5番。
鳳「あ、俺と一緒ですね。」
よろしくね、長太郎君。
柳「俺は、弦一郎とか。」
幸村「俺は、不二とだ。」













いいペアになってるね。
鳳「吹雪さん、次ですよ。」
あ、本当だ。
柳「気をつけていくんだぞ。」
うん。行ってくるね。
弦一郎「大丈夫だろうか。」
幸村「どうしてだい？」
柳「吹雪は、暗闇が嫌いだからな。」
幸村「何かあれば、吹雪の元に向かえばいい。」
柳「そうだな。」
弦一郎「蓮二、順番だ。」
柳「ああ。」












(森の中)
暗い……。
鳳「大丈夫ですか。」
大丈夫。
鳳「無理でしたら言ってくださいね。」
うん。
　 (ガサ)
キャ……。
鳳「大丈夫ですよ。」
うん。行こう(ピト)ひゃあ！
鳳「どうしましたか。」
背中に何か落ちてきた。
鳳「立海の丸井さんですよ。」
丸井「吹雪、驚いたか。」
ビックリしました。
丸井「ハハ、面白いな。」
面白くないよ。
丸井「次も、頑張れよ。」
鳳「吹雪さん、行きますよ。」
はい。

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