キミのSUPERMAN 4 * Y.C (ページ19)

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侑李｢おはよう。｣

A｢おはよう！ごめんね、待った？｣

侑李｢全然大丈夫。ほら、早く行こう。｣

A｢うん！｣

こんなに清々しい朝は初めてだ。

でも、どこか緊張もしていて、

それはきっと隣に侑李くんがいるから。

ただ2人で大学に向かうだけなのに

それさえも特別に感じる。

侑李｢昨日はしっかり眠れた？｣

A｢昨日の出来事が夢なんじゃないかなって思って

ぐっすりは眠れなかったかな？｣

侑李｢ふふ、夢なんかじゃないよ。｣

侑李くんは私のほっぺたをムニュっとつまんで笑顔を見せた。

私の大好きな笑顔を。

侑李｢まぁ、僕もあんまり眠れなかったんだけどね。｣

なんて言いながら前を向く彼。

なんか、侑李くんが甘い。

朝から甘いぞ！？

彼女1日目にしてこんなにやられるなんて

私はこのまま生きていられるのだろうか……

侑李｢A？｣

少し考えて歩くスピードが遅くなった私に気づいて

後ろを振り返る侑李くん。

そんな優しいところも大好きなんだ。