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152＊侑李side ページ2
ついに大貴にまで喝を入れられてしまった。
僕だって前みたいに戻りたい。
だけど弱い僕は自分を守りたいだけなのかもしれない。
侑李｢はぁ………………｣
1人になりたくて人気のない講義室を探した。
やっと見つけたその場所のドアを静かに開けると
頭をなにかで殴られたような衝撃が走った。
涼介とA…………？
涼介を呼ぶAの声は涙声で
涼介は何も言わずただただAを抱きしめていた。
とっさにその場から逃げだしたものの、
見たくもない2人の姿が脳裏から離れない。
行き場のない思いが拳に伝って
ぎゅっと握りしめることしかできなかった。
2人はもしかして……
弱い僕が負けても当然だ。
きっとAは涼介と一緒になる。
こんな僕なんかより……
これがきっと正解なんだ。
きっと…………
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作者名：MaChi | 作成日時：2019年3月14日 2時
