キミのSUPERMAN 3 * Y.C (ページ30)

今日:4 hit、昨日:13 hit、合計:32,812 hit

130＊侑李side ページ30

結衣｢どうなってるの？ちゃんと説明して。｣

侑李｢どうって……｣

結衣｢はぁ。知念のそういう素直じゃない性格どうにかならないの？｣

きっと、いや、絶対Aとの事で
結衣ちゃんは僕を連れてきた。

結衣｢Aが元気じゃないと私が困るの。あんなボーッとするなんて、それほどの理由がないとおかしいでしょ？

何があったかまでは追求しないけど
君が起こした原因なら、なんとかしなさい。｣

侑李｢ごめん。
A……ずっとあんな様子？｣

結衣｢謝るなら私じゃなくてAにね。

そうだよ。ここ最近ずっと。
まぁ、知念絡みじゃなかったらあんなふうにならないし。｣

侑李｢え？｣

結衣｢あっ、いや、あんた達仲良いからさ！

…とにかく早く仲直りしてね！｣

そういうと結衣ちゃんはスタスタと歩いていった。

さっきの言葉って…… どういう意味？

モヤモヤしていると歩いていったはずの結衣ちゃんが戻ってきた。

結衣｢そうだ。知念だから一応教えとく。
Aね、今まで人を好きになったことがないの。

だから、Aが傷つくようなことはしないであげてね。｣