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侑李「良かった。安心した。
夏休みも連絡しようか迷ってたんだ。」
え?侑李くんも?
A「私も!私もずっと連絡しようか迷ってた。」
侑李「…そっか。ごめん、さっきは冷たい態度とって。
……浴衣姿、可愛い。すごく似合ってる。」
ボソッと呟いたその言葉は、
祭りのざわめきにかき消されることなく
しっかりと私の耳まで届いた。
A「……ありがとう///」
恋って不思議。
彼の言動1つ1つで、
私の心は急上昇したり、急下降したり。
侑李くんの全てが私を支配するんだ。
侑李「……さっき、涼介と手繋いでた。」
A「え、あ!あれは、はぐれないようにって…」
やっぱり見られてたんだ。
侑李「なら、僕がそばにいる。
A、おっちょこちょいだから。笑」
A「ちょっと、馬鹿にしてるでしょ?笑」
侑李「してるよ。だからそばにいてあげる。」
そう言うと涼介くんと同じように私の右手を握った彼。
A「今ははぐれないよ?」
侑李「うるさい。Aは僕の言うこと聞いとけばいいの。」
涼介くんと同じことをされてるのに
胸の鼓動は高鳴り続ける。
この時間が止まってしまえばいい。
ねぇ、結衣。
私侑李くんに意識してもらえたかな?
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作者名:MaChi | 作成日時:2018年9月12日 13時