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夏祭りのメインとなる花火が打ち上がる中、
隣には君がいて、
綺麗で見とれてしまう。
A「花火、見なくていいの?」
不意にこっちを向くもんだから、
上手く返事ができない。
侑李「Aだって、」
A「……あ、うん…」
侑李「綺麗だね、花火。」
1番綺麗なのは……
伝えたくても言葉にだせない
この気持ちはどこかに放つことはなく、
僕の中にとどまった。
帰りの電車内。
僕がずっと考えていたAの行きたい場所は遊園地であるということがわかった。
遊園地か。楽しそう。
Aといったら何倍も楽しいんだろうな。
いつも自分のことより相手を気遣うA。
少しは自分に甘くすることも
教えてあげなきゃ。
って言ってるそばから、足痛めてるじゃん。
侑李「足、痛むの?」
A「ううん!全然!」
侑李「嘘つき。足引きずってんじゃん。」
A「大丈夫!もうすぐ着くし。」
バカ、僕が許さないよ。
侑李「ダメだよ。見てらんない。ほら、乗って。」
A「…………え!?いや、無理無理無理!」
侑李「あーもう、早く乗りなって。」
A「いや、無理! 重いもん!絶対重い!」
おんぶをしようとしても、そう簡単に乗るはずがない。
最終的に遊園地をひっぱりだしてしまったけど
さすがにそれには逆らえないらしい。
侑李「もっと甘えなよ。女の子なんだから。」
Aの甘えなら僕がなんだって聞いてあげるよ。
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作者名:MaChi | 作成日時:2018年9月12日 13時