キミのSUPERMAN * Y.C (ページ9)

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涼介｢それにしても、Aちゃんが知念の隣に住んでる子だったとはね。凄い偶然だね！｣

それから、私たちは同じ席でご飯を食べながら
自然とお話を続けていた。

結衣｢本当！凄い！A、仲良くなれそうで良かったじゃん！

この間なんて、朝からテンション下がって…｣

A｢あーーーーー！結衣、その事は言わなくていいの！｣

ご近所さんと仲良くなれなくて落ち込んでたなんて知られたら、面倒くさい奴だって思われそうだもん。

侑李｢…………？｣

ほら、知念くん早速疑わしい顔でこっち見ちゃってるじゃん。

結衣｢うーん、そう？じゃあ、いっか！｣

結衣は素直だから何でも口に出しちゃう所が
たまにヒヤヒヤするけど、今回はなんとか回避できたみたい。

有岡｢そういえばさ、なんで沖縄のお菓子？珍しくない？｣

ふと有岡くんがそんなことを尋ねてきた。

A｢私沖縄出身で、この大学に入学するまではずっと沖縄にいたんだ。

だからこっちに来るときにお母さんからたくさん持たされてね。笑

でも本当に美味しいからお隣さんにあげるのにもピッタリだと思って！｣

有岡｢そっか！沖縄出身なんだ！
いーなー！俺１回だけ行ったことあるんだけど、本当に海が綺麗でさ。｣

A｢うん、本当に綺麗だよ、沖縄の海は。ウチナーの宝ですから！｣

私は得意げに笑ってみせた。