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侑李「へぇー!マンゴーか!
でもそんないいもの頂いちゃっていいの?」
A「うん!私一人じゃ食べきれないし。
侑李くん、マンゴー食べれる?」
侑李「うん、好きだよ、マンゴー。」
良かった。これでもし苦手だったら申し訳ないもんね。
侑李「あ、でも、マンゴーって剥いたことないや。」
あ、そっか。侑李くんは料理が苦手なんだった。
A「私、剥こうか?」
軽く言ったつもりが…
侑李「え!…いいの?
あ、じゃあ、一緒に食べよ!
僕んとこのキッチン使っていいよ。」
え!侑李くんのお家に入っていいの!?
まさかの急展開…!
戸惑っている間にも彼はドアを大きく開き、
侑李「ちょうど小腹が空いてたんだよね。」
なんて言いながら、私が入るのを待っている。
侑李「入らないの?僕、お腹空いたんだけどな〜」
私が持っていた箱をスっとスマートに持ち上げて侑李くんが言った。
あー、そんなこと可愛い顔で言われちゃ断るわけにはいかない。
2人で帰ったあの日から、侑李くんの私に対する言動が変わった気がする。
お昼休みも前より話す機会が増えて、みんなが不思議そうにしていた。
なんというか、彼の方が一枚上手で、
逆らえない雰囲気を醸し出してくる。笑
そんな関係が私も嫌なわけじゃない。
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作者名:MaChi | 作成日時:2018年8月13日 1時