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A「…あ、いや、なんでもない!
…うん、あの、うん…」
いきなり何を言い出すかと思えば、
すぐに無かったことにしようとしてる。
さっきは笑ってたのに、今度は困った表情。
Aちゃんの百面相は見てて楽しい。
侑李「…っはは!笑」
A「え?なに?」
侑李「ん?いやー、やっぱりさっきの言葉は撤回だなーって思ってさ。」
A「さっきの言葉??」
何のことかさっぱり分からない様子で
首を傾げるAちゃん。
侑李「Aちゃんがしっかりしてそうってやつ。撤回だ。笑
表情もコロコロ変わるし、危機感無さすぎだし…
卒業式では転んじゃうし?笑」
僕はふいに、いつか聞いたAちゃんの卒業式でのエピソードを思い出した。
A「っな!?その話覚えてたの!?侑李くんまでいじらないでよ(汗」
ほら、また慌ててる。
そんな表情まで可愛いな。って。
侑李「あれは、インパクト強いよ笑」
A「あー、ヤダヤダ!早く忘れてください!」
あ、どうしよう。
Aちゃんいじるの楽しいかも。笑
侑李「見たかったな〜、Aちゃんが転ぶところ。笑」
僕は彼女にわざと悪戯な笑みを見せた。
A「………! 侑李くんっていじわる??」
侑李「………さぁ?どうだろう?笑」
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作者名:MaChi | 作成日時:2018年8月13日 1時