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ずっと立ち話をするわけにもいかない。
侑李｢…雨、止みそうにないし、傘貸そうか？｣
A｢え！？悪いよ、そんな。知念くんが濡れちゃうじゃん…｣
いや、そのままだと君が濡れちゃうじゃん。
侑李｢………じゃあ、一緒に入る？｣
A｢い、いや、そんな、…｣
すぐに答えてはくれなくて一緒に入ることが嫌なのかと思ってしまう。
侑李｢僕たち、帰るとこ同じだし。それに女の子を放っておけるほど野暮なやつではないよ、僕。
……嫌なら別にいいけど。｣
A｢全然嫌とかそんなんじゃなくて…
いいの？？｣
まだ、遠慮するように僕の顔色をうかがう彼女。
侑李｢うん、いいよ。｣
なんだ、嫌なわけじゃないんだ。
彼女の返事で自然に顔が綻んでいた。
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作者名：MaChi | 作成日時：2018年8月13日 1時
