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侑李「ダメでしょ。こんな狭くて人気がない道は。夜になったら明かりも少ないだろうし。」
少し眉間にシワを寄せて、私を見つめる。
A「でも、こっちの方がすぐ着くよ?」
侑李「それでもダメ。女の子なんだから。あっちの道から帰ろ?」
A「んー…わかった。」
私が観念して歩きだすと侑李くんも隣で歩き始めた。
A「あれぐらい平気なのに。」
侑李「Aちゃん、危機感無さすぎ。ここは東京なんだから。何が起こるか分からないんだよ?」
本当に心配そうに、私に訴えかける侑李くん。
A「ふふ、なんか侑李くん、お父さんみたい。笑」
侑李「いいよ、別に。Aちゃんが言うこと聞いてくれるなら、お父さんでも。笑」
A「本当に?笑 じゃあ、侑李パパだね笑」
いつもは早くお家に帰りたくて近道を歩いていたけど、
2人で帰るならこの道がいいと思えた。
A「この道の方がいいね。侑李くんとたくさん話せる。」
侑李「…え?」
あ、いけない。気分が高揚して、つい軽く口に出してしまった。
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作者名:MaChi | 作成日時:2018年8月13日 1時