キミのSUPERMAN * Y.C (ページ3)

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そう、私が住むアパートの隣の部屋には男の子が住んでいる。

初めての一人暮らしでお隣さんには挨拶をと思い、
住み始めた頃に訪ねた隣の部屋。

〝ピンポーン〟とボタンを押すと、そこから現れたのは
私と同じくらい？いや、あの可愛い見た目にあの身長は年下かな？
なんとも可愛い男の子が警戒するように
こちらにチラリと目線をよこした。

｢…………………｣

A｢…あ、あの！隣の部屋に引っ越してきたAAと申します！…あ、えと、よろしくお願いします…｣

｢…あ、はい。どうも。知念侑李です。｣

A｢あの、これ良かったらどうぞ！｣

私が沖縄のお菓子を詰め合わせた手土産を差し出すと知念さんはスーッと手に取り、

侑李｢あ、ありがとうございます…｣

と未だに警戒するように受け取った。

A｢あ、では…｣

ガチャ、

シーンと静まり返ったアパートの廊下にたたずむ私。

A｢あーーーー。大丈夫かな？…仲良くなりたいけど…｣

これが私たちの初めての出会い。