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結衣｢じゃあ、バイトがあるから私はここで！また明日！｣
A｢うん、また明日ね！｣
少し長引いてしまった4限が終わり、急いでいた結衣とは講義室で別れた。
私も帰ろうと出入り口に行くと、ぽつぽつと雨が降り始めた様子。やがて雨は強くなり、傘をささずには帰れないほどになってしまった。
こういう日に限って寝坊をしてしまうとは…
急いで家を出たせいで今日の天気予報も見ず、傘を忘れてしまった。
A｢どうしよう、これじゃ帰れないや。｣
私はなす術もなく、少しでも雨が止むのを待つことにした。
だけど、待っても待っても雨が止む様子はない。
A｢もう濡れてもいいや、行っちゃおう｣
意を決して1歩を踏み出したとき、誰かに声をかけられた。
侑李｢Aさん…？｣
A｢…あ！知念くん！｣
振り返るとそこには知念くんが。
突然の出来事に驚いて、つい大きい声を出してしまった。
侑李｢もしかして、そのまま帰るつもり？｣
A｢あ、うん。今日傘忘れちゃったんだ…｣
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作者名：MaChi | 作成日時：2018年8月13日 1時
