キミのSUPERMAN * Y.C (ページ12)

今日:7 hit、昨日:15 hit、合計:48,955 hit

12 ページ12

みんなでおしゃべりをしたあの日から、
大学でばったり会ってはお互いに声をかけるようになり
気づけばお昼休みはこのメンバーで過ごすほどの仲になっていた。

涼介｢ハハっ！Aちゃん、やっぱおもしれぇ！笑｣

A｢ちょっ、山田くんバカにしてるでしょ！？｣

涼介｢だってさ、普通卒業式で転ぶ？笑
Aちゃんがうちの高校にいたら涙なんて吹っ飛んでたかもな笑｣

結衣｢絶対ムードメーカー間違いなしでしょ！笑｣

ただ今は、お口が羽のように軽い結衣から、
高校時代の私の失態をばらされたところ。

結衣と2人で話すときは、つい楽しくなって過去の面白話もしちゃうけど、みんなの前で話さなくたっていいのに…

A｢そんな私のエピソードはいいから！恥ずかしいって。｣

結衣｢Aって、しっかりしてそうで意外と抜けてるところがあって、一緒にいて本当に楽しいわ笑｣

A｢それ、褒めてる？｣

結衣｢褒めてる！褒めてる！滅多に人を褒めない私が言ってるんだから。ね？｣

結衣はチラッと山田くんを見て、同意を求めているみたい。

涼介｢うん。そういうギャップがある子って見てて飽きないし、可愛い。｣

いや、待ってよ。山田くん。

そんなサラッと〝可愛い〟なんて、どうして言えるの！？

そんなこと言われ慣れてないから
顔が熱くなっちゃうよ。