外の世界を何も知らない少女 (ページ7)

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廉さいどページ7

廉side

ライブ前～

海「あーもう！急に喉乾いた」

廉「…俺も喉乾いたわ」

…飲み物はもう飲み干してしまってなくなっている

海「じゃ～！じゃんけん！」

「「最初はグー！じゃんけん！」」

俺はチョキを出し、海人はパーを出した

廉「はい、海人の奢りなー？」

よっしゃ勝ったわ

海人「いーや？勝った方が奢るんだよ？」

俺はカチンときた

廉「はぁ？勝った方がジュース奢りとかありえへん！後だし条件やめろや。」

海人はにっこり笑顔で

海「へ～いーじゃん別に。はい！いってらっしゃい！」

俺は海人に背中を押され、しぶしぶいった

俺が歩いているとき、ある一人の女の子に出会った

「…こんにちは。」

女の子は笑顔を見せた

その子はとてもとても綺麗な子やった

白い肌、綺麗な髪、完璧な子やった

だけど、その子は

触ったら

ふわっと消えてしまいそうな感じや

それに、無理に笑顔を作っているのがわかる

廉「えっ、あ、こんにちは…」

俺はおどおどしながら答えた

なんやろう…この感じ

胸がドキドキするような…気のせい…よな？

俺はジュースをかい、海人の所へ戻った

海「えー、廉おーそーい！」

廉「すまんすまん、ほらジュー…ス…」

あ、海人の分を買い忘れてしまった

廉「…買うの忘れた」

海「えーっ！？そんなー！！！」

俺に対しめちゃくちゃ説教してきた

…

ああ、あのこに会いたい

そう思っていた

海「…俺の話聞いてる！？」

廉「…聞いてへん」

海「バカーっ！！」