外の世界を何も知らない少女 (ページ4)

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私は人形私は人形私は人形私は人形私は人形私は人形ページ4

お姉様と楽しく話していると、ドアが開いた

「妹様、そろそろ「あれ」のお時間です。」

メイドが来た

メイドが言う「あれ」は…

母「お着替えしましょうね～？」

そう、洋服お着替えの時間

お母様は洋服好きで私に似合いそうな服を毎日10着以上買っている

「…はい。」

この時間が一番私が人間なのか疑う

「これ着ましょうね～？」

少しでも私が動いてしまったら怒られる

私は人形

私は人形

私は人形

「あら、可愛いじゃない～！」

お母様は鏡を見せてくれた

これは、可愛い服に入るのだろうか

ファッションなんて気にしたことのない

「次の洋服に着替えましょ？」

お母様は次に次にと服をきせかえていく

この時間はお母様は私のことを「お人形」しか思わないんだね

感情は私にもあると思うけど

忘れた

笑顔なんかどうやってつくるかも分かんないし

てか、感情はあると思う

楽しいと言う感情はさっき出てきたんだ

きっと、表情で感情を見せるのは私には無理なんだろう

「わあ、かっこいいじゃない！」

いつの間にか別の服に着替えさせられていた

ゴテゴテ過ぎて辛い

たくさんの装飾がされていて

かっこいい？のかなんだか知らないけど

私には綺麗と思えないな

「は～い、今日は終わり、もう今日は寝ましょうね～？」