外の世界を何も知らない少女 (ページ16)

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ありのままの姿ページ16

心の扉と言われた所は

クローゼットっぽいなにかがあった

「ほら、ここだよ。」

「ここの扉を開けたらありのままの自分、まあ、僕になれるよ。」

廉も心配してるだろうし、私は素早く開けた

そこから白い光が出てきた

そして、私の体を包む

あの子の体も白い光で包まれていた

私はそこで意識が途切れた

…

私は目が覚めた

…廉の部屋だ

「…廉？」

廉「…！！……れんか！起きたんやな！」

廉は抱きついてきた

「うん、起きたよ。」

廉「…？いつもと雰囲気違う気がするんやけど…？」

「えへへっ、そう？」

私、もう苦しくないよ

ありのままの姿、見つけたよ

もう、私じゃなくて

「僕」って呼んでいいんだよね

「これが…」

「僕のありのままの姿だよ！」

私は笑った

作り笑顔じゃない

自然の笑顔

ふふっ

♛♕♛♕♛

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