外の世界を何も知らない少女 (ページ14)

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廉… ページ14

海「( ˘ω˘ )ｽｰｽｰ…」

…海人は飲み過ぎでねた

廉「はぁ〜…しゃーないな、こいつベットに運んでくるわ」

ため息をつきながら2階にいってった

…私のこと、話さなきゃいけないかな

苦しいこと

悲しいこと

全部いったら

少しは楽になるかな

2階から騒がしい音が聞こえた

海「おれ！よおってないから！」

廉「え〜？ほんまか？」

海「うん、そぉうだよぉっ？」

廉「あ〜もう！海人は寝てろ！」

海「えぇっ…」

廉「ええっ…ってちゃいます〜！！」

…一時すると廉が階段から降りた

廉「ふぅ〜…んで、これからどうしようか」

今話さないと

タイミング、見失う

私は思いきって言ってみることにした

「ねえ、廉。私、お母様から…解放…されたでしょ？」

廉は私の目をみながら頷いてくれている

「今は結構楽だけど…でも、少し苦しいの…」

「お母様からの教えは絶対って言われたから…今でもそれを守ってて…苦しい」

お母様の教えを破ったらと思うと

苦しい

廉「…。ちなみにさ、どんな教え？」

「ええっと……一人称は私を使いなさい、お母さんとお父さんのことはお母様、お父様と呼びなさい、家族の名前は言いってはいけない、外出はお父様と一緒に行きなさい、夢を持ったらいけない、窓は開けたらだめ…とか。」

「…辛いの。全部、全部。」

廉「…れんか？泣いとるで。」

その瞬間、廉が抱きしめた

廉「辛かったんやろ？全部。れんかはありのままでいい。あんなお母さんの言うことなんて聞かんでええよ。それに、そのルールはなくそ？れんかはありのまま、生きればいいんや。な？」

「ううっ…」

廉「泣いていいんや………でっ！？」

私は急に眠気が来た

それで力が抜けた

そして私は寝てしまった

廉「…疲れたんやな。おやすみ…」