幻の七人目は最強のオカン

第20話 ページ22

昂輝サイド

ただいま走ってます…

今でちょうど10本目か


そろそろ休憩するか…

九喇嘛『火神 1回休憩すんぞ』

火神｢あっ？俺は別に大丈夫だけど？」

九喇嘛『いいから』




近くの公園まで走りスポドリを買う

九喇嘛『ほら』

火神｢サンキュー」





久しぶりにこんなに走ったけどまぁまぁ疲れるな…

火神｢お前 何かしてんのか？」

九喇嘛『あっ？』



火神｢いや 人の目線が多いっていうかなんていうか…」


バカなわりにそういうことには気付くのか…

九喇嘛『まぁな〜』

火神｢何やってんだ？」



そんなに気になるのか？

火神｢チームメイトが何やってるのか知りてぇ」









へぇー

九喇嘛『目の応用』

火神｢？？」

まぁ理解できねぇよな…

九喇嘛『なんて言えばいいか…』

火神｢わかりやすく頼む」

分かってるよ

バカなお前にも分かるように言いたいけど難しいんだよ…





うーん



九喇嘛『相手の目線をこっちに向けさせる』

火神｢何だそれ？」

九喇嘛『俺の目の力のこと』









火神｢それって味方も向くのか？」

九喇嘛『いや 相手だけだぞ』

火神｢すげーな！！！」


急に大声出すなよ…

火神｢でも…それの応用って？」

九喇嘛『相手の目線を俺から別の人に向けさせるようにすること』



だから 火神がちょうどいい実験台…

これ言ったら殴られそうだけど…

火神｢そんなこと出来んのか！！！」

九喇嘛『今は無理だ』



できねぇからいろいろ試行錯誤してやってんだよ…

火神｢その目ってキセキの奴らは知ってるのか？」

九喇嘛『今やろうとしてることは知らねぇけど目のことは知ってるぞ』

火神｢ふーん」




聞いといてその反応かよ…

火神｢何の為にやろうと思ったんだ？その新しいこと」

九喇嘛『？ 特に理由はねぇけどしいて言うならチームの為…かな？』







あとはテツヤの為ってこともあるけど…

火神｢へぇー 俺はてっきり黒子の為なのかと思ったけどな」

九喇嘛『まぁそれもあるけどな(苦笑)』

テツヤの為ってのは俺の勝手なエゴだけどな…







火神｢目の名前ってあるのか？」


何だけっな…









うーん









あっ

九喇嘛『スティール・アイ 盗む目』

だったかな




火神｢聞いたことねぇな…」



だろうなっ

九喇嘛『この目は俺しか使えねぇからな』

火神｢そうなのか！？」

九喇嘛『まぁなー』

ってか

九喇嘛『そろそろ走んぞ』

火神｢おう！！！」

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