幻の七人目は最強のオカン

第6話 ページ8

昂輝サイド

あれから風呂から上がると

黒子｢昂輝君 そこに座ってください」

九喇嘛『あっ はい』

テツヤ怖いわ…

黒子｢僕が聞きたいこと分かりますか？」

心当たりが多すぎて…

九喇嘛『分かりません…』






黒子｢今まで何処にいましたか？」

九喇嘛『お･沖縄』

理由は

じいちゃんとばあちゃんが沖縄だから…

それはテツヤも知ってるから

察してほしい…

黒子｢では何で部活をやめたんですか？」

九喇嘛『バスケが嫌いになったから』

まぁ 半分はこれが理由

もう半分は秘密だな…






黒子｢向こうでもバスケしてたんですか？」


九喇嘛『なんでそう思った？』

純粋に疑問だわー

黒子｢最後に会った時より身長がありますし…」

あぁー

まぁ うん

身長は高くなった

黒子｢がたいが良くなってるので」




さすが

テツヤ…

人間観察が得意なだけあるわー

九喇嘛『部活には入って無かったけど』

向こうにもバスケ部はあったけど

入らなかった



だから

九喇嘛『クラブチームには入ってたよ』

黒子｢そうですか」






これで終わり？

黒子｢ではいつ帰ってきたんですか？」

あぁー

っと確か…

九喇嘛『4月の初めぐらいだったかな』




覚えてねぇわ

黒子｢去年の全中の試合観ましたか？」

あぁー


九喇嘛『うん』





赤司から送られて来てた


家に

あっ家ってのはここな

こっちに帰ってきた時に

入っててビビったわ


なんて考えてると

テツヤからいきなりとんでもないことを言われた









黒子｢ウチに来てくれませんか？」

九喇嘛『それはどういう意味かな？』

黒子｢誠凛に来てください」






唐突だな…

おい

九喇嘛『なんで？』

黒子｢青峰君や他のキセキに勝つためです」

なるほどな





でも

九喇嘛『俺はブランクがある』

しかも

あいつらを裏切った感じになってるし…







黒子｢お願いします 昂輝君の力が必要なんです」


そう言ってもらえるのはありがたいけど…

どうしようか…



あっ







九喇嘛『んじゃお前らの試合を』

黒子｢？ はい」

九喇嘛『１回観てからかな』







もうすぐでWCだから

練習試合とかないだろうし

黒子｢では今週の土曜日ですね」






あるんかい！！

黒子｢海常と練習試合があるので」



マジかよ





まぁ 約束しちまったし…

九喇嘛『分かったよ 土曜日な』

黒子｢よろしくお願いします」


九喇嘛『へいへい』






土曜日なんて来なければいいのに…

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