殉職したはずの同期がJK満喫してたんだけど！ 3

case.138「第一の事件」 ページ43

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降「つまり、容疑者はあの場にいた5人と考えてるわけですか」

白「現場がまだオープン前のビルと言うこともありまして」

諸「聴取はしたんですよね？」

目「あぁ、5人に聴取したところ、原さんにだけアリバイがあった」

『動機については？』

伊「まだ調べてるところだが、被害者は西多摩市の市議といっても、実質的には市長より力を持っていたようだ」

松「このツインタワービル建設も本来なら高層建築が建てられねぇ市の条例を強引に改正させたそうだ」

蘭「それで美緒さんは、大木さんがオープン前のホテルに泊まるって言ったのを断りきれなかったんですね」

コ「そういえば、あの割れたお猪口って美緒さんが付けてたブローチに似てるよね」

小「ちょっと待て！あの美緒くんに限って…！」

目「いや、犯行のしやすさを考えると彼女が一番の容疑者だ」

白「何しろ、大木さんが泊まったB塔67階の上、68階は彼女の住まいになってますから」

園「ねぇ、そのお猪口って日本画を描く時の小皿に似てない？私のパパ、趣味で日本画を描いてるけど、その時使う乳鉢みたい」

目「如月氏とお猪口が繋がったか」

伊「しかし、他の2人との繋がりは見つかりませんね」

コ「…」

『…現場の写真集？』

コ「うん」


コナンくんが白鳥警部の目を盗んで伏せられていた写真を手に取った。
覗き込むと大木さんの殺害現場の写真。


『壁の下の方、血痕が不自然に切れてるね』

コ「あぁ……あ、」

白「子供の見るもんじゃないよ」

コ「はーい」

『…他に、お猪口から連想できるのはお酒だね』

コ「まさか…おい、灰原」

灰「…確かに、彼らのコードネームはお酒よ。でも、こんなストレートなメッセージを残させるようなことしないわ」

『確かに…』



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