4つ下の同期【ハロウィンの花嫁】

case.25 ページ26

*A




屋上のヘリポートに着くと、しばらくしてプラーミャがやってきた。
コナンくんの隣に拳銃を構えて立つ。


プ「ﾁｯ…遅れてやがる」

コ「もう諦めたら？クリスティーヌさん」

プ「！」

コ「つか、もうプラーミャって呼んだほうがよさそうだね」

プ「お前、一体何者だ」

コ「江戸川コナン、探偵さ」

プ「探偵だと…？」

『プラーミャ、あんたの計画は失敗だよ。彼らをまとめて殺害する計画は』

コ「エレニカさんたち、ナーダ・ウニチトージティはあんたを追って世界中どこへでもやってきた。さすがのプラーミャも追い詰められた。だから起死回生となる計画を立てた。彼らを一箇所に集めてお得意の爆弾で一気に吹き飛ばす」

プ「さすが探偵を名乗るだけある…お前の言う通りだ少年。まず私は自分が引退するというデマを流した、そして村中に近づいた」


プラーミャは村中さんが狙われているという話を作った。
プラーミャが絡んでるとなればナーダ・ウニチトージティは勇んでやってくると考えたようだ。


コ「あんたにはもうひとつ目的があった。目撃者の殺害だ。プラーミャとしての姿を見たものを全員殺してきた。だけど…」

プ「私はかつてこの日本で屈辱を味わった。東條A、お前を含む5人の警察官によって…！」

『…』


そう言い睨みつけてくるプラーミャ。


『ターゲットはその時の…』

プ「警視庁を深く調べたら、松田は既に殉職、伊達も既に交通事故で死んだ。残るはゼロ、ヒロ、Aと呼ばれていた3人、降谷、諸伏、東條と言う名前は分かったがどれだけ調べても降谷と諸伏の情報は出てこなくてね」


零と景光は組織に潜入してたから情報がないのは当たり前だろう。


『松田を殉職させた犯人を逃がせば、降谷たちが出てくると読んだんだ』

プ「あの男を逃走させれば、慌てて穴から這い出てくると思ってね。思惑通り、降谷が現れて爆弾を嵌めるのに成功。そこまでやればもうひとりも出てくると思ったが、ここまでして出て来ないってことは、もう死んでるんだろう？」

『っ…！』



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