【瞳の中の暗殺者】殉職同期JK (ページ2)

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Case.01 ページ2

*A

雨の中、買い物に外に出てきた。

『あれー、コナンくんたち何してんの』

歩「あ！Aお姉さん」

光「あ、Aさんなら分かりますか？」

『ん？なんの話？』

歩「コナンくんのクイズ」

元「あのおっちゃんの職業当ててんだ！」

元太くんの指差す方には、電話で話しながらメモを取る男性。

『あの人の職業…、刑事さんじゃないの？』

コ「正解、さすがA姉ちゃん」

光「なんでわかったんですか？！」

『あの人のメモの取り方だよ。刑事はなにかメモを取る時、警察手帳を横にして書く人が多いの』

「へぇ～」と、子どもたちに関心されたあとで信号が青に変わり横断歩道を渡る。

渡りきったところで、ふともう一度あの刑事さんの方を見た。
すると、電話を終えた刑事さんの前に傘を差してコートを着た人物が立ち、
ポケットから拳銃を出すと数発撃ち走って逃げる。

コ「『！』」

コ「おじさんが撃たれた、犯人はあいつだ！逃がすか！」

『コナンくん危ない！』

コナンくんが急いで横断歩道を渡ろうとするが、すでに信号は赤に変わっていた。
子どもたちに警察と救急車を呼ぶように言うと、近くの歩道橋を渡った。

コ「くそっ」

『大丈夫ですか！』

「う…あぁっ…、」

男性は左胸を掴みながら息を引き取った。

『…なに、』

その後すぐに警察に行って事情聴取された。

目「何度もすまないが、もう一度話してくれるかね？犯人の特徴は」

光「若い男の人でした」

元「綺麗な姉ちゃんだったよ」

歩「中年のおじさんよ」

高「他には？傘の色とか…」

光「黒い傘でした！」

元「緑だよ、緑！」

歩「青だったと思うけど…」

松「お前ら本当に見たのかよ」

伊「Aちゃんとコナンくんはどうだ？」

コ「レインコートと傘は灰色っぽかったけど、男か女かはわからない」

『銃は左で撃ってたから、犯人は左利きだと思います』

毛「ところで警部殿、奈良沢刑事は左胸をつかんで亡くなったと…」

目「彼は胸にしまった警察手帳を示したと、我々は解釈している。今、手帳に書かれているメモを徹底的に調べているところだ」

千「目暮警部、現場に落ちていた薬莢から、使用されたのは9mm口径のオートマチックと分かりました」

女性にも扱えるありふれた銃だ。

その数日後、再び刑事が殺害されたと報じられた。

*