4つ下の同期【黒鉄の魚影】 (ページ6)

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Case.05 ページ6

*A

『…』

零、なんでここにいるんだろう…。
今はあっちにいるのかな。

コ「…東條刑事？」

『…ん？』

コ「どうしたの？難しい顔して」

『…』

コナンくんは気づいてないのか…

『ううん。なんでもない』

エ「ミスター牧野。休憩時間とっくに過ぎてるよ」

牧「あぁ、その前に直美は？」

『…そういえば、トイレに行ったきり』

レ「ったく。なにやってんだあの女は…」

そういいながら、レオンハルトさんがモニターに老若認証システムを起動させ
施設内のカメラ映像が巨大モニターに映し出された。

その映像には直美さんの姿があった。

グ「12分前の映像ね」

レ「カメラに移った姿はこれが最後だ。清掃員がふたり入って行ってるが、5分後には出てる」

直美さんがトイレに入った直後、カートを押した清掃員が入っていく。

コ「…あのカートなら人ひとり入りそうだね」

『…』

なるほど、ここにいる理由はわかった。

エ「ちょっとこれ見てよ！ドライデッキに同じ奴らだっ」

エドさんが出した映像には、ドライデッキに入っていく先程の清掃員。

牧野さんの案内でドライデッキにやってきた。

白「ここから海へ出られるんですね」

牧「ええ、この中を海水で満たして、外と気圧を同じにするんです。しかし、ここから一番近い八丈小島までは5キロはあります。一体どうやって…」

『この扉の制御権限は？』

牧「このハッチは直接開けられますが、海側からの開閉は私と先ほど紹介したエンジニアたちのみです」

黒「だとしたら、直美さんを拉.致した共犯者があの中にいる」

牧「ええ…」

白「とにかく、警視庁に臨場要請します」

その後、目暮警部たちがやってきて、それぞれ職員全員に事情聴取を行った。

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