4つ下の同期【黒鉄の魚影】 (ページ3)

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Case.02 ページ3

◆A

黒田警視正と合流して、警備艇に乗り込んだ。
話す白鳥さんと黒田警視正を後ろからついて、船舶の中に入り船が進むと、
後方からカタンと音がした。

しばらくして、船が桟橋に到着して船から降りる。

『うわぁ～…すごいところですね』

黒「…そろそろ聞かせてもらえるかな」

白「は…？」

黒田警視正の言葉に、キョトンとする。

黒「何故、我々と一緒に来たのか＿＿」

「！」

そう言いながら、私達の後方に視線を送る黒田警視正。
目線を追うと、階段のところに隠れていた眼鏡の男の子が顔を出した。

コ「あ、アハハ…」

白「コナンくん！」

『…』

船が出たときなにか音がしたのは彼が乗り込んで来た音か…。

白「どうしてここに…」

コ「クジラを見に行くお船と間違えて乗っちゃった」

『ふーん…間違えて、ねぇ～？』

コ「アハハ…、」

コナンくんの眼の前にしゃがみ彼を見つめると苦笑いで誤魔化してくる。

『間違えたんなら、なんですぐ言わなかったのかな？』

コ「お、怒られると思って…」

白「船を呼び戻します」

黒「よせ、ユーロポールを待たせたくない」

『…全く、』

仕方ない、と、コナンくんも連れてパシフィック・ブイに向かう。

コ「白鳥警部と一緒なんて珍しいね、東條刑事」

『元々白鳥さんだけの予定だったんだけどね、ニュース見て興味があるって佐藤さんと話してたの聞いてたみたいで、推薦してくれたの』

コ「そういえば、東條刑事って機械系好きだったね」

『ワクワクするよねっ、最新の技術とかも見れるのかな？』

コ「これ知ったら、安室さん怒るんじゃない？」

『もう知ってるよ』

コ「…はは、(さすが)」

白鳥さんたちについていき、桟橋の先に二人の人物が迎えてくれた。

「遠いところ、お疲れ様でした」

牧「はじめまして、パシフィック・ブイ局長の牧野です」

直「エンジニアの直美・アルジェントです」

白「警視庁の白鳥と、上司の黒田。それから、部下の東條です」

牧「この子が間違えて乗船してしまったという…」

直「こんにちは！お名前なんていうの？」

コ「ボク、江戸川コナン！よろしくね」

直「コナンくんね、よろしく」

『この子は私が見てるのでご心配なく』

牧「ではこちらに、」

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