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01.少女 ページ1

*少女


『…』


あぁ、もう無理かもしれない…
一週間、、いや、それ以上ほとんど何も食べていない。

ちょっと休もうと木に寄りかかり目を瞑ると、一瞬で暗闇に落ちていった。


「…」







『…っ冷た』


ペトっと額に当たる冷たいものに目を覚ます。


目を開けると、視界に飛び込んできたオレンジ色の派手な髪の少年が
覗き込んでいた顔をパッと明るく笑い、障子を開け叫んだ。


「兄上!目を覚ましました!」

『…』


状況が理解出来ず、ボーっとしていると、
少年と同じ風貌の男性が入ってきた。


「ようやく起きたか!」


声でか。誰、この派手な人…。


『あの…ここ』

「ここは俺の家だ!好きに使うといい」


声でかいって。


「俺は鬼殺隊、炎柱!煉獄杏寿郎!君の名はなんだ」

『名前…、そんなのないです』

煉「…」

『呼ぶ人もいないし、必要ないので』

煉「君には身内がいないのか」

千「あ、兄上…」

『いないです。これまでひとりだったので』

煉「では、俺の継子になるといい!」

『…つぐこ?なりませんよ。そんなわけの分からない。それより、私はなんでここに』

煉「数日前、任務の帰りに倒れているのを見つけて連れて帰った」

千「それから、1週間ほどずっと眠っていたんです」

『1週間も…』

煉「随分と衰弱していた。なにかあったのか」

『なにも、ただの疲労と空腹で休んでただけです』

煉「ではここで鍛錬して、俺の継子になるといい!」

『…君のお兄さんは人の話を聞かないんですね』

千「す、すみません」

煉「君は、鬼殺隊や鬼の話は聞いたことあるか?」

『ないです』


それから、聞いてもいないのにその派手な人は鬼殺隊の話、鬼の話をし始めた。


『…そうですか』

煉「ここに住んで鍛錬を積むといい!」


なんか、ほぼ決まってる?
私がこの人の継子になる話…


『…』



02.名前→



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作者名:妄想たのしい | 作成日時:2023年2月27日 22時

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