勝った ページ23
◆A
『…ん、』
煉「…」
『…煉獄さん、、』
煉「気がついたか」
目を開けると、目の前に安心した煉獄さんの顔があった。
『…みんなは』
煉「きっと無事だ。探しに行こう」
煉獄さんと一緒に炭治郎たちを探し回ると、宇髄さんたちを見つけた。
煉「宇髄!生きていたか、よかった!」
宇「あぁ、左手と左目を失ったがな」
『任せてください!』
宇髄さんに寄り、刀を抜くと慣れた手つきで手を切り付け
宇髄さんの手に血を流す。
「!?」
須「ななな何してるんですかぁ!」
宇「おい、お前…」
『これくらいの傷ならすぐ治るのでご心配なく』
雛「どういう…」
宇「前に話したろ。半鬼の鬼殺隊士」
ま「まさかこの子が…」
『安心してください、私の血は怪我を治すだけで人を鬼に変える力はありません』
多分…きっと…
胡「煉獄さんは大丈夫でしたが、みんながそうとは限りませんので無闇に血を分け与えないでくださいね」
バレたら怒られる。
いや、きっとバレるがやむを得ない。
『時間はかかりますが、手と目も再生するはずです』
宇「マジかよ…すげぇな、お前ら兄妹」
『…誰も欠けることなく帰れますね。大勝利ですね!』
宇「…」
宇髄さんはフッと笑うと私の頭に手を置き撫でた。
宇「お前のその考え、派手で好きだぜ」
『…へへ、』
わしわしされてると、その手を掴む手。
煉「宇髄、あまりAに触れるな、彼女も怪我をしてる」
宇「…煉獄、怪我人に対する力加減じゃねーぞ」
煉獄さんが掴む宇髄さんの手は心做しかミシミシいっている。
『…私、炭治郎たち探してきます』
宇「お前の怪我も軽傷じゃねーんだから、大人しくしてろよ」
『大丈夫ですっ』
◆煉獄
Aがひとり、竈門少年を探しに行った。
少しして入れ違いに伊黒がやってきた。
伊「今回の鬼は上弦の陸だ。一番下だ。一番下とはいえ上弦を倒したんだからな、陸だがな」
煉「俺もかなり手こずった!」
伊「宇髄は左目と左手を失ってどうするんだ」
宇「…まぁ、長期間休むことになるだろうな。もしかしたら引退するかもしれねぇ」
伊「ふざけるな。ただでさえ若手が育たず死にすぎるんだ。お前程度でもいないよりマシだ」
煉「いや、若手は育ってる。確実に」
宇「あぁ。お前の大嫌いな若手がな」
伊「…まさか、生き残ったのか?この戦いで、竈門炭治郎と竈門Aが」
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紫華 - 終わり方がいいですね‼︎続き楽しみに待ってます! (8月24日 9時) (レス) @page28 id: 7aa6fe7fca (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!! (5月19日 17時) (レス) @page26 id: d76bc8bfcd (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (2023年4月10日 3時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妄想たのしい | 作成日時:2023年1月3日 18時