諦めない ページ22
◆炭治郎
炭「…!」
夢…、禰豆子が泣いてた。
辺りを見渡すと、炎が燃え広がっていた。
最初に来た時の遊郭の面影は全く無くなっていた。
炭「! 禰豆子っ」
傍には禰豆子が箱からはみ出していた。
まだ眠ってる…無事みたいだ、よかった。
俺は、俺に出来ること…
妓「なんだ?お前まだ生きてるのか」
炭「!」
妓「運がいいなぁ。まぁ、運がいい以外に取り柄がないもんなぁ」
鎌鬼の後ろには帯鬼…その帯の先には、意識のないAが捕まっていた。
妓「可愛そうになぁ。お前以外の奴はぁもうダメだろうしなぁ。猪は心臓を一突き、黄色い頭は瓦礫に押し潰されて動けねぇから死ぬまで放置するぜぇ…虫みてぇにもぞもぞしてみっともねぇ……。
柱も弱かったなぁ…威勢がいいだけで、ひとりは毒にやられて心臓も止まって死んじまったぁ。もうひとりも、建物の下敷きになってるぜぇ…もう燃えちまってるかもなぁ。
半鬼の奴は、まだ殺さねぇ…。殺さずに連れてこいって言われてるからなぁ…
みっともねぇなぁみっともねぇなぁ、特にお前は格別だぁ!」
炭「…」
◆A
夢だろうか…
お父さんとお母さんがいる。
それとも、私は死んだのだろうか…
父「A、まだ終わってない」
『…』
母「起きて…大切な人が、またいなくなる」
大切な人…
もう、失いたくない。
『…っ!』
握っていた刀を振り、帯を斬った。
堕「!」
鎌鬼の方に向かい、直ぐに刀を振る。
帯鬼の帯が向かってくるが、瓦礫から抜け出した善逸が切り裂いた。
炭「A!」
炭治郎とふたりで攻撃を受け流すが、
鎌の先が目の前に来た時、それが弾かれた。
『宇髄さん!』
宇「譜面が完成した!勝ちに行くぞ!」
妓「笑わせるなぁ!」
宇髄さんを追うように、私と炭治郎も攻撃にかかる。
宇髄さんは片手しかない…それに毒にもやられてる
ここで斬らないと…!
炭「宇髄さん!」
宇「止まるな!飛べぇ!」
『炭治郎!』
炭治郎と合わせて刀を振り下ろす。
炭治郎は顎に鎌を刺されたが、ふたりの刀が鬼の頸を捉えた。
めいいっぱい力を込めて刃を入れていくと、
胸元から首にかけて炎のような痣が現れた。
炭「うおぉああ!!」
帯鬼の頸が斬れたと同時に、鎌鬼の頸も斬り落とした。
炭「はぁっ、はぁっ…!」
もう、力が…
宇「!…げ、!にげろっ」
宇髄さんが何か言ってる…
瞬間、意識が途切れた。
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紫華 - 終わり方がいいですね‼︎続き楽しみに待ってます! (8月24日 9時) (レス) @page28 id: 7aa6fe7fca (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!! (5月19日 17時) (レス) @page26 id: d76bc8bfcd (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (2023年4月10日 3時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妄想たのしい | 作成日時:2023年1月3日 18時