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優しい言葉 ページ13

◆A


「…」

宇「あとは、俺ひとりでやる」

炭「いいえ、宇髄さん!俺たちは」

宇「恥じるな。生きてるやつが勝ちなんだ。機会を見誤るんじゃない」

煉「…」

『…柱として、責任を感じるのは分かります』

宇「…」

『判断を誤ることだってあります。柱でも人間なんだから…未来が分かるなんてことないんです。

私は出ませんよ。自分たちで行くって決めて来たんです、最後までやり遂げます。柱だからってひとりでやろうとしないで、私たちが柱を頼るように柱も下の人たちを信頼してるなら頼るのも大事です。

大丈夫、善逸は生きてます。もちろん、宇髄さんの奥さんたちもみんな無事です。
それに…生きてるだけで勝ちなら、戦った上で生きてれば大勝利じゃないですか!』

宇「…随分と能天気な言葉だな」

煉「宇隨、この者たちを信じてくれないか。俺も協力しよう」

宇「煉獄がそいつを気に入る気持ちもわかるぜ」

『…』


私は分からない。


煉「そうだろう。きっと君も気に入る」

宇「…そうだな」


と、宇髄さんは去ってしまった。


炭「俺たちが一番下の階級だから…」

『え?今は階級上がってるよ』

炭「え、そうなのか?」

『前は一番下の癸だったけど今は庚。ほら、階級を示せ』


グッと腕に力を入れると、甲に浮かび上がる文字「己」。


『あ、上がってる』

伊「何!くそっ、抜かれた!」

炭「えぇ…ナニソレ」

伊「あ?最終選別で手をこちょこちょされたろ」

炭「されたけど、疲れてたから…」

煉「透過掘りと言って、言葉と筋肉の膨張で階級を現す鬼殺隊の印だ」

炭「こういうことって知らないから…」

伊「元気出せよ!」

炭「そうだ!こんなことしてる場合じゃない、夜になったら荻本屋に行く。それまで、絶対に動くな」





◆煉獄


煉「A」

『はい』


竈門少年と猪頭少年が解散したあと、最後にAを呼び止めると
自分の腕に収める。


煉「死ぬな。絶対に」

『…大丈夫ですよ。宇髄さんも炭治郎や伊之助もいます』

煉「…あぁ。俺もいる」

『じゃぁ大丈夫です』

煉「…」

『…煉獄さん、もう行かないと』

煉「…そうだな」


Aを離し、別れた。


煉「…宇髄にも気に入られてしまったか」


全く、あの子は誰にでも優しい言葉をかける。


煉「そこも、俺が惚れたところだがな」



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紫華 - 終わり方がいいですね‼︎続き楽しみに待ってます! (8月24日 9時) (レス) @page28 id: 7aa6fe7fca (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!! (5月19日 17時) (レス) @page26 id: d76bc8bfcd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (2023年4月10日 3時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妄想たのしい | 作成日時:2023年1月3日 18時

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