人生可も無く不可もなく*2*【名探偵コナン】

48、逃走 ページ2

A『………。』


傘を片手に、すっかり暗くなった住宅街を走り抜ける。


あぁぁぁぁぁ!!!!!
やってしまったぁぁぁぁぁ!!!!////

何やってんだ私!!何照れてんだ私!!
相手は荻原さんだよ?!!
何意識してんの、恥ずかしい!!!

人通りが少ないのをいい事に、道端に座り込んで落ち込む。
いや、まあ雨は降ってるんだけど。←

ほんの10分前、家を飛び出してきた私。

A『……危機感持った方がいいよ、か。』

2人が真面目だって知ってるから意識してなかったけど、一応(←)あの2人も同世代の異性なんだよなぁ…………。

照れること事態少ないし、そーゆー事への耐久性無いの忘れてたよ。トリップしてからコードネーム貰うまでは意外と忙しくて、恋愛とか興味持てなかったし……。

……何か、ここ10年で一番照れた瞬間だったわ。
顔面偏差値が高いって恐ろしいな…。(遠い目)


悶々と考えていたせいか気づかなかったけど、周りを見れば雨は弱まっていた。

A『……この恥ずかしさは、今度ジンで遊んで発散しよ。』←

取り合えず帰るかー、と呟き、家の方向に足を進める。


A『………。』


A『………………。』






家、遠いな。←

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