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episode´16 ページ17

日曜日、約束の場所で進藤を待つ。

『あともー2人来るわー
よろたん。』

進藤から五分前くらいに来たメールの内容。
それ、結局デート、っていうか、二人っきりじゃないじゃん。あいつ自分で言っておいて。

「あ。」
「...!ええっあああまじか。」


午前の青空の下、四月の終わりの風を受けていたら、私の目に映る二人の人。
まさかの。
村本と唐山に遭遇。
うわあ、私服、変じゃないかな...?

「やっぱ、進藤が言ってた待ち合わせ場所、ここじゃん唐山」
「まじかーごめん村本。」

「え、何二人。」

まさか進藤の言ってたもうあと2人って...

「おー、遅れたあ〜
おっ、三人みんな揃ってんじゃん。」

進藤が駅の方から走ってきた。
そのまさか、ですか。

「ねえちょっと進藤!」
「ん?」
「わたし、二人が来るだなんて聞いてない」
「え、メールしたじゃん。
見なかった?」
「見たよ、そうだけどまさか二人とは!」

嬉しいと吃驚が交じる。
休日に村本と遊べるなんて。
けど、進藤だけだと思ってたからいろいろ気が抜けてる。私服とか。

「え、小西やなの。俺らと遊ぶの。」

唐山が言う。
その時見たんだ。
悲しそうな、村本を。
何も言わない村本を見て、胸がざわめく。

「嫌じゃないけど、なんか、吃驚したってゆーか...」

もっとおしゃれしてくれば良かった。

「でも、嬉しい...」
「おーそうこなくっちゃなー!」
「よかった!」

村本も嬉しそうによかった、と言った。
私も良かったき。

「んじゃー遊びますか!」
「ゲーセン行こゲーセン!」

うおおおお、と男子二人が走り出す。

「ありがとしんどー...」
「なんだ、良かったわ。
迷惑だったかと、心配したよ。」

ぶんぶん首を横に振る。

「迷惑なわけ...!」
「ありがとこにし。」

肩を組む進藤。

やっぱ進藤最高だわ。

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作者名:みなみなさんさんみなさんさん。 | 作成日時:2015年8月27日 0時

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